
(私)そういう不便なところで時価もわからないようなものを買う気はない。この男がこんな夜中に私の家の前から電話していたとは知らなかった。まさに油断大敵である。住所地図などで事前に調べていたのだろう。迂闊なことを言ってしまったと思っても後の祭りである1)。とうとう入れてやって申込書にハンを押してしまう。
(男)買ってもらったら、ボクが毎月1回は必ず時価のお知らせの電話をする。それ以外でも、儲かって売り時だと思うときには電話をする。
(私)そんなら買ってやってもいいけど、今日はもう夜の11時だし、遅いからまた今度にしよう。
(男)今すぐ申込書にハンを押してほしい。今おたくの門の前にいるから、開けてほしい。
下が下なら、上も上である。やることがインチキだらけである。![]()
「誠心誠意の」は英語ではコーディアル。日興コーディアルグループの社名は、そこから来ているという。同時に、コード(きずな)の意味も込められている。「誠心誠意のきずな」という看板とはかけはなれた、不正な決算が発覚して、大きく揺れている。
- 朝日新聞2007/02/10 -
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