最もよく使うソフト



ソフトで何をいちばんよく使っているか。MS-DOS時代は言わずとも「Vz Editor」だった。朝から晩まで、要するに一日中これである。

Vzにはエディタ以外にファイラー機能もあったし、自作マクロが組み込めたので、いわばこれひとつあれば何にでも使えた万能ソフトのようなものだった。しかし、これもMS-DOSの終焉とともに今や「歴史上のソフト」になってしまった1)
NOTES
1) このWindows版として作者は違っているが「WZ Editor」というのが出たが、DOS版のVz Editorほどの使い勝手の良さはなかったので、自然に使わなくなってしまった。

時代が変わって、今ではそのように使える単一のソフトはなくなった。比較的よく使っているのは、ブラウザ(Internet Explorer/IE)とApache(Windows版)が双璧である。これでインターネットしているわけではない。テキスト整理に最適のものとして使っているだけである。

したがって、IEから簡単に呼び出せるメモ帳(notepad.exe)、Apache上で動作するプログラミング言語のPerl/PHPも同程度に使っていることになる。

「IE」+「メモ帳」でテキストの作成(大半は*.htmlファイル)、「Apache」+「Perl/PHP」で各種のユーティリティプログラムを作る。これらの組合せでかつてのVzエディターと同じようなものとして使っていることになる。こちらも朝から晩まで酷使である。HTMLファイルにしておいても、PerlやPHPなどを使えば、HTMLのタグを削除して、いつでも簡単に、フラットなテキストファイルにすることができる。

これらさえあれば他のソフトなどはなくても別に困らない。逆に、これらがなければパソコンライフは「気の抜けたビール」のようなものになってしまうだろう(笑)。

- 2010/05/22 -




株式会社ビレッジセンター「Vz Editor」
参考/内容の検討



Vzオタクをしていた頃のものである。いわゆる純正品は全部持っている(笑)。
上の右端の「VZ倶楽部」という本の「はじめに」という巻頭言の部分に、株式会社ビレッジセンターの社長が、次のように書いている。
さて、いよいよ出版する時期になり、大丈夫かなあ、見栄で上製本にしたけど赤字になったらどうしよう。という不安がでてきたのである。
パソコンやVz Editorについてのいろいろな人の雑話集にすぎないのだが、学術書と間違うばかりの上製箱入りの本で、この分野にしては異例の豪華本である。

そのせいでもあるまいが、「VZ倶楽部」が出たのが平成3(1991年)年1月30日。翌年の1992年10月には直営店の「VillageCenter」が閉店している。MS-DOSの終焉が間近に迫っていた頃である。そして、2008年11月30日には株式会社ビレッジセンターは解散した。栄枯盛衰は人の世の常とでもいうべきか。