この後始末は誰がする

ここに拡張子が*.auの音源ファイルがある。これは今のWindowsでは標準でついているWindows Media Playerで実行できるようである。
したがって、この拡張子をもつファイルをエクスプローラー上でダブルクリックするとWindows Media Playerに読み込まれて音源ファイルが聞けることになる。


それだけで終わるなら、これにて一件落着で、別に問題は生じない。

しかし、このファイルを*.htmlファイル上で実行しようとすると、動作はするが、それとは別の問題が生じる。

[*.htmlファイル内での記述]
<a href="res/gaka1.au">AU音源1</a>
<a href="res/gaka2.au">AU音源2</a>
<a href="res/gaka3.au">AU音源3</a>


上の画像はMicrosoft Edgeのものだが、Google Chromeでもほぼ同じである。IEではこういう表示は出ずにすぐに実行される(以下のような「問題点」も生じない)。
順次この*.auファイルを実行していったために右上の「ダウンロード」の表示には3つのファイルの履歴が表示されている。
最初に実行するとgaka1.auだけしか表示されない。続けてgaka2.auを実行するとそれが追加される。
どの場合もWindows Media Playerで実行される。

「ダウンロード」の後に「実行」されるという手順のようである。
このパソコン内にあるファイルを実行するのに「ダウンロード」とは不可解だが、もしこの*.htmlファイルがWEB上にあれば、それは納得できる話である。WEB上のファイルを「ダウンロード」して「実行」するだけのことだからである。

さて、ここでドライブC:の「ダウロード」フォルダを見ると次のようになっている。
ローカルでは元のファイルはドライブD:にあったが、ここにコピーされている。
WEBではWEB上の位置からここにコピーされることになる(のだろう)。


問題点
問題はここからである。
この同じ*.auファイルを再度実行するとどうなるか。音源ファイルの場合はそれを何度も聞く(聞きたい)ということは普通であろう。この場合、「ダウンロード」フォルダの状態は次のようになっている。


要するに、1回実行するために1回ダウロードされるということである。既存のものが再利用されることはない。同名のファイルがあれば「(1)」「(2)」などの番号付きのファイルになる。結局、実行するたびに、こういうファイルがどんどん堆積していくことになる。

ただでさえ、リソースを大量に浪費するWindowsである。ここでもその不細工な仕様がいかんなく発揮されているようである。この大量の同じ「ダウンロード」されたファイルの後始末はもちろん自動的にはなされない。ただただ増えていくだけである。そしてハードディスクのシステムエリアをムダに侵食していくだけになる。これらのゴミはユーザーがこまめに見つけて削除していくしかないようである。これはスマホのChromeなどでも同じようである。
- 2021/06/23 -


正確性に疑義

ふと見かけた料理本に次のようなことが書かれていた。料理屋の重役とグルメ好きの医者が書いたもの(とされているが下請けライターが書いた可能性も高い)だから、正確性を期待するのは「ないものねだり」なのかもしれない。
Q1
日本人は右利きが多いのに、どうしてご飯が左、汁が右なのですか?
A1
ご飯を大切に扱う心からだといわれています。
解説
主食のご飯を左に置くのは、日本古来からの左側上位という文化から生まれたものです。例として、天皇より見て西にあたる右側の右大臣より、東側にあたる左側の左大臣のほうが上位ということなどです。
- 堀知佐子・成瀬宇平 著「和食の常識 Q&A百科」(丸善出版)193p -
料理の事はよく知らないから、「ご飯を大切に扱う心から」ということの当否は今は問題にしないことにしよう。気になったのは、その「解説」の部分である。

1
この記述だけでは、「西」が「右(側)」、「東(側)」が「左(側)」にはならない。
天皇が、どういう位置にいるのか、それが書かれていないからである。この一番重要な点が抜け落ちている欠陥記述である。
たとえば、天皇が東の方を向いていたら、「西」にあたるのは「後」である。それを「右(側)」だとは子供でも言わないだろう。また、天皇が北の方を向いていたら、「西」にあたるのは「左(側)」になってしまう。ここで書かれていることとは真逆になる。

そのためには天皇は南を向いているということが必要不可欠の前提になる。日本の文化や制度はそのほとんどが中国からの輸入品である。中国では古来から皇帝(天子)の位置は南向きであるとされてきた(南面)。暖かい日がポカポカとあたる南は陽(よう)の方向である。したがって天子の座は南に向かっているというわけである。

中国の古典中の古典である孔子の「論語」の「雍也第六」の部分に「子曰、雍也可使南面」というフレーズがある。
子曰、雍也可使南面、    子ののたまわく、ようや南面せしむべし。
先生がいわれた、「雍は南面なんめん*させてもよい」
*南面―天子や諸侯は南むきで政治をとった。立派な政治家になれるといういうことの強い表現。
- 「論語」(岩波文庫)75p -
南面は「君子は南面す」といわれた古代中国の言葉に由来する。南面は天子(皇帝)の位を指し、その位置は南を向いていた。ちなみに、これと反対に臣下・部下を意味する言葉は「北面」である。これは日本での造語であり中国にはない。院(上皇・法皇またはその住居)の警備をした「北面の武士」というのは日本の歴史の教科書にも出てくる。

2
さらに、なぜ「左側」が「上位」なのかということの説明もなされていない。
南に向いた皇帝(天子)からみて、「日出ずる処」すなわち日が昇ってくる方向(上り調子)は東または左である。こちらの方が格が上だということになる。逆に、「日没する処」すなわち日が沈んでいく方向(下り調子・落ち目)である西や右は格が下だということになる。左大臣や東の横綱が右大臣や西の横綱よりも格が上になるという由来もここにある。

3
また、これを「日本古来からの」「文化」だというのはどういう根拠によるのか。はなはだ理解しがたい。
すべては中国からの輸入品文化の影響ではないか。中国から伝来した国産品ではないものを、学問的な根拠もないのに、「日本独自」「日本古来」のもの、などと誤魔化す(無知で認識不足の反映)のは軽薄日本人の常套手段のようである。かつて、タレント議員の自民党の三原じゅん子参院議員の国会での時代錯誤的でバカ丸出しの言説を思い出す。
NEWS BOX
自民党の三原じゅん子参院議員は16日の参院予算委員会の質問で、「八紘一宇(はっこういちう)は日本が建国以来、大切にしてきた価値観」と述べた。八紘一宇は「世界を一つの家とする」という意味で、太平洋戦争中、日本の侵略を正当化するための標語として使われていた。
- 朝日新聞2015/03/16 -
この点については既にドナルド・キーン「日本人の戦争」で書いたことがある(省略)。また、最近では「夫婦同姓は日本古来からの伝統」と公言する自民党の低能老人議員も愚国民の間では人気があるようである(笑)。
- 2021/06/20 -


フェイジョアの花

こんなものがあったとは、今初めて気がついた。ただボーッと立っているだけの木だと思ってしげしげと見ることもなかったが、武骨な木にしては可憐な花が咲いている。 フェイジョアはフトモモ科の常緑低木で、原産地はウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部などのようである。きれいな花である。しかし、単なる花ではなく、これは果物のようで、日本では冬に果実ができるという。鳥の「急降下攻撃」に注意して、どんな味がするのか、冬まで楽しみに待っておこう。



- 2021/06/17 -


堆積物

昔の電気製品はほんとうに長持ちした。その思い込みのまま使っていると、気がつくと20年、30年も使っていたというものがある。今はほとんどの電気製品の耐用年数は10年ぐらいということが製品に明示してある(補修用部品の保存期間)。これと同じく、昔のパソコンもよく長持ちした。そろそろと大事に使えば20~30年は使えただろう。これが今やその寿命が5年ぐらいになりそうである。マシンそのものが時代遅れになるというより、ハードそのものの耐用年数としても、「壊れやすく」なったということである。

今のこのパソコンも製造されてから約4年。使い出して約3年(同じ機能で前年モデルの方が安かったのでこうなった)。ということは、このマシンもそろそろ「危ない」時期にさしかかってきたようである。あちこち調子の悪い点も目立つようになってきた。これからは新パソコンへのデータの円滑な移行を視野に入れておかなければならない。乱雑なままそのまま「持っていく」のもひとつの手だが、少しは整理して(昔の流行語では断捨離)おこうかと思う。「ゴミ」を持ってて行っても意味がないから、どこかでこれは実行しなければならないことだろう。

同時にプリンタで印刷した多くの紙もなんとかする必要がある。少し前に「関数からリファレンスを返す」というような紙切れが出てきた(自分でプリンタで印字したもの)。この前後はどこへ行った。これについて当時どんなことを考えていたのか。もう記憶が完全に蒸発している(笑)。これらの整理まで考えると、その道の遠さに、またまたやる気が消えていくのである。それでUSBメモリーにゴッソリ丸ごとコピーして「移行完了」というパターンになる(その乱雑なままを引き継いでいるのが今の状態なのだが)。そうして積もりに積もった、この数十年分の「堆積物」の整理はかなり時間がかかりそうである。
- 2021/06/15 -


ネット投票(続)

ネット投票も会社によって様々である。QRコードを読み込むところまでは同じだが、その後は、旧来のパターンになるものもある。

以下のような初期画面から始まって、ハガキに書いてある「議決権行使コード」の入力。その後に「パスワード」の入力(ハガキ記載のもの)。そして、その後に独自パスワードへの変更 ― こんなもの後々まで覚えているワケがない ― など。サルのオモチャのスマホではうんざりするほど過大な入力が必要になるパターンもある。ちっとも簡単・便利になっていない。


昔のパソコンでのネット投票のシステムをそのまま流用していて進歩がない。あまりに煩瑣なのでヤル気が一気になくなった(笑)。まぁ、ネット投票といっても実態はさまざまである。また、ネット投票を採用していない会社もある。いろいろである。
- 2021/06/09 -


ネット投票

技術の進歩はめざましい。パソコンやスマホによる株主総会の議決権の行使が非常に簡単にできるようになっていたのには驚いた。昨今のコロナ禍で「三密」防止が追い風になっているようである。

1
株主総会の議決権行使書のハガキに出ているQRコードを読み込むと(実際はカメラで写すだけ)、一気に次のようなページに飛ぶ。


2
後は下へスクロールしていくと自然に議決権の行使ができる。


ここまで、1分か2分で終わってしまう。これなら郵便料金もムダな紙も使わないし手間もかからない。しかもハガキを出すのに比べる手軽でスピードも速い。
上の例は三井住友信託銀行のものだが、あまり簡単なので三菱UFJ信託銀行やみずほ信託銀行の「スマホでの議決権行使」「スマート行使」も実験してみた。どれもほぼ同じ要領でいけた。これはラクチンで、やり始めたらもうやめられない(笑)。

議員や首長の選挙の投票などでもこういう制度(電子投票)が取り入れられると投票率は格段に上がることだろう。投票率を上げる方策などいくつもあるのにそれを実行していない行政の怠慢ははなはだしい。ネット投票の制度は早急に導入するべきであろうと思う。これをやらなければデジタル庁など何の意味もない。しかし、投票率が上がると困る政党が多数派を占めている現状 ― 投票率が低いことで「当選」の恩恵を受けている ― ではその実現は困難かもしれない。
- 2021/06/04 -


十年一日

昔はWindowsのバージョンアップはワクワクしたものだが、今ではそんな感激はサッパリない(笑)。昔は知らず、今ではただただ憂鬱なだけである。また、Microsoftの座興芸につきあわされるのか、と。
NEWS BOX
マイクロソフト、「次世代のWindows」を6月24日に発表へ
次のWindowsでは「スタート」メニュー、「アクションセンター」、「ファイルエクスプローラー」、「タスクバー」などがよりモダンなデザインに変更され、新しい機能が追加される可能性が浮上している。
- CNET Japan 2021/06/03 -
デザインの変更などとは、十年一日のごとく相変わらず進歩のない会社の発想のままである(準独占の弊害)。外観の図柄の変更程度のことに喜ぶ者もそういないだろうと思われる。また、新しい機能の追加などより、今あるWindowsのバグの修正・補正などがあるのではないか。まして、今のマシンのままでこういう「次世代のWindows」にアップデートという名目で問答無用で強制的に入れ替えられたら、これはいつか来た道と同じトラブルの再来であろう。

また、Windows 10になったとき、Microsoftは、これが最後のWindowsで、以後はセキュリティの強化に徹すると言っていたように思うが、これも大方の予想通りやはり政治業者と同じく口先だけのリップサービス ― 実態は詐欺・ペテンのでまかせ ― だったようである。数年毎のバージョンアップで稼ぐというMicrosoftの「気楽な商売」は一度味をしめたらやめられない。その体質は一朝一夕に変わるものではないようである。
- 2021/06/04 -


忘れていた残高

こう低金利(むしろ無金利)が続くと、さしもの大銀行(メガバンク)でもちょっと苦しいようである。こんなとき口座だけ作って使わない「休眠口座」は維持費だけかかって何の利益も生まない。この一掃は経営の悲願であろう。なんとか「退治」したいという気持ちがありありと伝わってくる。これから口座を作る者にはある程度の不便がふりかかってくることであろう。その昔は口座や通帳など100円あればどこでもいくつでも作れた時代がなつかしい。いや、あの時代は銀行から使わなくてもいいから口座だけでも開いてくれと言われたものである。今昔の感である。

そんな時に作った通帳が何個かある。もう使わないだろうと思ったものは、ATMで引き出せるだけ出して(だから残金はあっても数百円のはず)、捨ててしまった。しかし、「何かの時のために」紙の袋に入れて置いているものも少しある。店舗/ATMともに遠いところは自然に行かなくなった。今残っているのは使いそうなところだけである。となると三菱UFJと三井住友と郵便局だけだが、今では三菱UFJも実質的には使っていない。20年くらい前の通帳があるから記帳でもしにいくか。

ところで、みずほ銀行からは長期間使用していないというハガキが2~3年に1回きていた。「その昔」にあらかた引き出したはずだが(残高は数百円)と思って気にしていなかったが、今回は「口座残高」が※※円あるという知らせが入っていた。今まではこういう記載はなかった。へぇ~、まだこんなにあったのか。これは放置しておけない額である。その通帳があるかとゴソゴソ探してみたら、この銀行の合併統合前の第一勧業銀行のものが出てきた。記帳の最終日は平成13年(2001年)3月6日で残高474円が最後のものである。それ以後、出し入れした記憶はない。これがそのまま続いているだろうと思って放置していたものである。店舗も遠いし行くこともなかったが、記帳していないだけで「なにか」の出入金があったのだろう(ほとんど記憶がない)。ここのように連絡がくるのはまだ「マシ」なほうで、何の通知もなく「消えていく」ことの方が多いのかもしれない。銀行などの残高の再点検が必要なようである。
- 2021/05/31 -


株式分割

トヨタ自動車は、記憶に間違いがなければ、単元未満株式の売渡請求制度は採用していないと思う。単元未満株の買取請求は会社法上の制度だからどこの会社でもあるが、それに対して売渡請求の採否は各会社の裁量と判断にまかせられている(会社自治の問題)。要するに、この制度を採用したくなければ採用しなくてよい、ということ。

この制度を採用しない理由としては、
  1. 手続きが煩瑣になるから会社側としては面倒なことにかかわりたくない。
  2. これを認めると結局は株式数(単元株)が増えるから1単元当たりの利益が薄まる(市場での評価は下がる)のは好ましくない。
しいて理由を考えるとすると、こういう線になるのだろう。

さて、今度そのトヨタ自動車が大胆な株式分割を実施するという(予定では2021/09/30)。普通株式1株について5株の割合で株式分割をするという。さすが横綱格のトヨタである、5分割とは太っ腹である。

この株式分割の目的は会社法のテキストに書かれているようなことである。
数がふえた分だけ新株が発行されるが、新たに払込みがなされるわけではないから会社資産はふえず、1株当たりの価値は相対的に低くなる。株式の時価が高くなりすぎると(値嵩株)、株式を売買しにくくなるので、適当な大きさまで分割し、市場性を回復するのにこの手段がよく使われる。流通しやすくなると市価によい影響が及び(1株を2株に分けた後の株価は半分より少し高めのことが多い)、株主も株式分割を歓迎する。
- 龍田節「会社法大要」(有斐閣)213p -
株式分割ができるのは優良企業だけというのは昔から相場が決まっているが、会社にとっては株式分割で資産が増えるわけではないから、その点では大した意味はない。それ以外の効果の方がはるかに大きいということである。

ちなみに、トヨタ自動車の2021/05/28での終値は9135円。いわゆる値嵩ねがさ株(値段が高い株)である。これでは1単元の株式を買おうとすると最低でも91万3500円(手数料/消費税は除く)必要になるわけで、これではだれもが手軽に買えるものとは言いがたい。株式分割によって最低投資金額を下げれば、多くの人々に株を持ってもらうことが可能になるだけでなく、売買(株式市場)の活性化にも大いに寄与することであろう。

さらに、会社法のテキストなどには書いてないことだが、トヨタ自動車は株式売渡制度を採用していない。それによって生じている事実上の欠陥 ― 単元未満株式には、議決権がない、株主総会の招集通知はこない、株主提案権、説明請求権、質問権などはない、取引所などで売買ができない ― をある程度補う作用もこの株式分割はある。たとえば、今ある人がこの会社の単元未満株20株をもっているとする。この株式分割でそれが100株になる。そうなれば、もう単元未満株(主)ではなく普通に市場で売買できる単元株(主)に「昇格」する。株式売渡制度不採用によって生じている単元未満株主の救済面での効果も大きい。
- 2021/05/29 -


QRコード

スマホのカメラなどでこれを読み取ると、長ったらしいURLを入力する手間が省ける。
この囲碁の盤面のような画像をパソコンやスマホの画面に出す。
それをスマホのカメラなどでこのQRコードを読み取らせれば、手動でURLをモタモタと入力するよりも確実に早い。

1
これがスマホ版のトップページ。
QR Code : Main Page







2
これがスマホ版の「見せられる」裏トップページ。「見せられない」真の裏ページではない(笑)。
QR Code : PCSM







3
エクセルバカの聖地(笑)。
QR Code : EBK







4
なつかしのアルバム。
QR Code : PHOTO







5
月刊歳時記。趣味と道楽の総集編。
QR Code : SJK







クリック詐欺は尽きず

こんどはこういう「手口」か。迷惑・詐欺メールは相変わらず、手を変え品を変え、「不安をあおる」古典的手法でやってくる。


この種の「不安系」は1つなら何とか効き目があるかもしれないが、同じものが連続すると、単に機械的に差出人の部分を変えて、手当たり次第に出していることがすぐにわかってしまう。もっとも、こういう差出人名に心当たりはまったくないから、その「形」だけで迷惑・詐欺メールだとわかってしまう。ある意味では「私は詐欺師です」という名札をぶら下げているようなもので、皮肉にも(またはマヌケにも)被害の未然防止になっているのかもしれない。このパターンは以前に来た詐欺グループと同じものかもしれない。
- 2021/05/28 -


Replace

ExcelにはReplaceという名前のものがある。これを関数と言うのかメソッドと言うのか、その細かい区別は知らないし興味もない。しかし、同名のものがあるとなると、これはやはり「呼び名」で区別しておかないと後々の混乱の元になる。

1
セル範囲などのRangeオブジェクトに対して使うReplaceがある。
こういうものは「Replace メソッド」と呼んだ方がいいのかもしれない。特定のオブジェクト(この場合はRangeオブジェクト)に対する処理専用の動作をさせるものである。


2
Excelにはもうひとつ他にReplaceがある。
こちらは「関数」と呼ぶのが適当な形をしている。引数の数もシンプルで一見使いやすそうな感じがする。これは「関数 Replace」と呼んでもいいが、Excelでは「ワークシート関数」という分類名になっているようである。したがって、これからはこのパターンは「ワークシート関数 Replace」と呼ぶことにしよう。

どちらも何かを受け取って(input)、何かの動作をして、別のものを出す(output)、という関数の動作をする。



これ以外にもいろいろ見ていると、Excelにはこれと同じように同名のものが多数あるようである。また、「ステートメント」という分類もあるし、いわゆる「関数」というのもある。となると、同じ名称を持ったものでも、4種類があることになる。

問題点
いずれにしても、簡単に使える「組み込み」の関数が使えるのは便利なことであるが、そのぶん「仕様」もいい加減なものが多くなってくる。ある意味では「粗製濫造」に近いものが多い。
たとえば、上の 1 の場合はBooleanの戻り値があってエラーの有無がわかるが、2 の場合はそれがない。この場合、エラーが起こるとどうなるか。それは実際に起こってみなければわからない。
たとえば、文字列の置換や検索で、対象となる「その文字列」がない場合は次のような「実行時エラー」が起こる。



エラー対策

こういう場合、エラーが起こるだろうと思われる部分を想定して対策を立てる必要がある。

次のようなテキスト(または文字列)がある。
「ワークシート関数 Find」と「ワークシート関数 Replace」を使って、その中から「効率のよい」を検索して、それを「監視を強化した」に置換する例である。


「効率のよい」という部分があれば別に問題は起こらない。


しかし、上の文で「篠崎愛」を検索して、「本田美穂」に置換しようとすると、多くは原因がハッキリしない「実行時エラー」が起こって中断してしまう。これを避けようとすると自前での「エラー対策」が必要になる。これがやや面倒である(余計な手数が必要になる)。


昔と比べると「ワークシート関数」は量が増えて簡単に使えるようになったのはいいが、実際に使うのはそう「簡単」ではない。「安(易)かろう悪かろう」ではあまり意味がない。
- 2021/05/25 -


その時がきた

テキストファイルの整理については、以前はワープロ(ソフト)をよく使っていた。今はあまり見かけることもなくなったが、「一太郎」、「松」などMS-DOS時代にはよく使った。辞書ファイルを入れてもフロッピー1枚に収まったので手軽で、動作も軽かった。しかし、こういうデータはそのソフトとほとんど一蓮托生である。そのソフトが使えなくなったらデータが宙に浮いてしまう。そこで、ある時から、データは汎用性のあるテキストファイルで持つことにした。それでテキストファイルなのにワープロのような効果が出せるHTMLファイルに注目して以来、ほとんどのデータはHTMLで持つようにした。その作成に便利に使えた、エディタとの連携がよくとれていたのがInternet Explorer( IE )である。IEはブラウザよりもデータ作成ツールとしての使い方が9割以上を占める。逆に、Edgeなどはほとんど意味のないソフトで使うこともなかった(今でも使い物にならない)。

そのように重宝して長く使ってきたIEもいよいよサポートが終るようである。これはずっと前からいわれてきたことで別に初めて聞くニュースではない。
NEWS BOX
Microsoft、IE(Internet Explorer)サポート終了は2022年6月15日
Microsoftはサポート終了の理由として、Edgeが古いActiveXコントロールやレガシーWebサイトもサポートするIEモードを備えていることや、Edgeのセキュリティが強固であることなどを挙げた。
- ITmedia NEWS 2021/05/20 -
Windows Updateのたびに執拗にEdgeを使用するように「圧力」をかけてくる流れを常々かんじていたから、いよいよ「やって来たか」という感じである。

Microsoftのスタンスは、Windowsはお前らユーザーの所有物ではない。Microsoftが所有者だ。お前らの使っているWindowsは、単に金を取って貸してやっているだけ(賃貸)、ユーザから見れば金出して借りているだけ(賃借)、ということである。だからどうしようと持ち主(Microsoft)の勝手だというわけである(いわゆる殿様商売)。

私にとっては、ネットの閲覧などはどうでもいいような些事である。Edgeを使わないのは、「Microsoft Edgeは使えない(tpc_0263)」などでも書いているように、「Microsoft Edgeにはクリエイティブに使える要素がまったくない。単に情報を見るだけ、消費するだけの受動的なものである。大衆受け(大衆迎合)するように作られたものである。情報を創造していく積極的なツールとしては使用できない」からである。要するに、これからファイルを作成しよう(修正しよう)という時に使える機能はまったくないからである。要するに生産性がないのである。

しかし、「その時」になってオタオタすることがないように、IEが使えなくなった時の対策は考えておく必要はある。今IEがないとすると、今やっていることと「同じようなこと」を実現するにはどうするか、である。

参考
Microsoft Edgeは使えない(tpc_0263)
最もよく使うソフト(bk3_0039)
テキストファイルは最強のファイル(tpc_0283)
HTMLファイルからタグを削除する(tpc_0395)


一応の対策

今あるものを使っていくとすると次のようなことになる。

1
今は*.htmlファイルの「関連付け」はIEにしている。
これをテキストエディタに変更する。
すなわち、今は*.htmlファイルをクリックすればIEでカラフルに表示されるのが、これからは単なるテキストファイルとして白画面に黒文字が並んだものとして表示されるようになる(ワープロもどきの画面)。
別にエディタを新調してもいいが面倒なので、ここでは今あるTeraPad.exeを使うことにする。

2
このエディタからEdgeを起動できるようにする。メモ帳ではこれは無理だろう。
これはメニューの「ツール(T)」―「オプション(O)...」で設定する。


3
そこで次のようにパラメーターを設定する。


4
これでエディタに読み込んだ*.htmlファイルがEdgeで確認できることになる。


要するに、メインをエディタにして作成・修正して、その表示(出来上がり)を確認するためにEdgeを使う、というパターンになりそうである。「エディタ→ブラウザ」というパターンになる。

ちなみに、今は「ブラウザ→エディタ」である。メインをIEにして見て、修正する点があればエディタで編集し、その表示(出来上がり)をIEで確認する、というパターンである。IEには、このエディタとの連携がある点が極めて便利なので使っているのである。
- 2021/05/21 -



近々、IEが使えなくなるとすると、つぎのようなWindows Updateの記録も意味はない。
以後はもうこの記録は残さないことにする。



2021/05/14にWindows Updateがあった。
参考
IE
バージョン 2004 (OSビルド 19041.985)
Edge
バージョン 90.0.818.62


日付の怪

古い新聞記事(たいてい朝日新聞)の切り抜きが出てきた。タイトルは「『二十歳の原点』生と死に悩む日々」となっているが、これが何年何月何日のものかはわからない。この記事の横に「21世紀まで782日」というフレーズが出ている。


記事の中に「悦子さんが死んで来年でまる三十年になる」と書かれている。彼女が自殺したのは1969年6月24日だというから、30年後は1999年。ということはこの記事が書かれたのは1998年ということになる(月日は不明)。私の当時のメモでは1998年の11月頃ということになっているが正確性に自信はない。こういう切り抜きには最低限日付は必要であることを今さらながら痛感する。

さて、21世紀の開始が2000年の1月1日だとして、その「782日」前は一体いつになるのか。水分がかなり蒸発しかかっているアタマをちょっと使ってやってみた。

C/C++ではこういう場合にストレートに適用できるような関数 ― 指定した日付から何日前(または何日後)の日付を求める関数 ― などはない。そこで、782日前は2年2カ月ほど前であると見当をつけて、mktime, asctime, difftime などの関数を組み合わせてやってみると、だいたい次のようになる(Fig.1)
time_t mktime( struct tm *timeptr );
char *asctime( const struct tm *timeptr );
double difftime( time_t timer1, time_t timer0 );

Fig.1

これによると、2000年1月1日の782日前は1997年11月10日ということになる。
あれっ、記事の内容から逆算したものとは大きく違っている。これはどうなっているのか。ちなみに、この切り抜きの裏は広告になっていて年月日を推測させるようなことは何も出ていなかった。

ついでに、子どものオモチャのExcel/VBAでは日付を逆算する関数があるのでそれでやってみる。やはり1997年11月10日になる(Fig.2)

Fig.2

この場合、考えられるのは「21世紀まで782日」というのは、この記事が書かれた「その日」ではなく、何かの連載シリーズの開始にあたって、そのサブタイトルに使われていた、ということぐらいしか考えつかない。これも想像のかぎりでしかなく、今となっては藪の中である。
- 2021/05/19 -