スポイトツールとハイライト

白い部分が多い画像または白色があって暗い画像の修整に有効である。
指定したピクセルを「白」に設定して、画像全体を再マップする。「ハイライト」は「白」とほとんど同じ意味である。
こうするとグラフィックのコントラストが増してかなり見やすくなる。



使用前、使用後を比べてみると、マウスポインタをクリックした位置とその付近だけでなく、全体的に明るくなっていることがわかる。
灰色っぽい部分が白くなるだけでなく、赤色、黄色の部分もだいぶ違っている。それらの部分から黒っぽい色が脱色されたような感じになっている。


その他の例

原画修整後

原画修整後

原画修整後


うまくいかない例

しかし、この方法もすべてうまくいくとは限らない。ハイライトに設定するピクセルをどこにするかによっても差異がある。
自動修整(1)は、ハイライトを設定するピクセルを最も外側に近い部分にしたものである。また、逆三角形の緑の色がやや実際とは違っているのが気になる。
自動修整(2)は、ハイライトを設定するピクセルを内側の部分にしたものである。


原画自動修整(1)自動修整(2)手動で修整

ハイライトだけでなく、「黒」文字の部分を「シャドウ」に設定したもの。
ハイライトだけハイライト/シャドウ


本のワンポイント画像

画像のあるものだけでよいが、「本の落書き」のタイトル画像をw150系に変える。
これは原画のないものを除いてほぼ完了した。
以前にw150化したものも再度統一的に修正する必要がある。特に「暗い」画像は見やすいように明るくする。

修正前
修正後
全体的に暗い画像は「カーブ」を使ってできる範囲で明るくし、ハイライトの再設定などをする。地の白と区別できない場合は枠で囲む。または、そのような白は「明るい灰色」(#DDDBCFなど)にするのも手である。

- 2023/12/21 -