WordとIMEのオバカコンビ

MS Word は Microsoft を代表する馬鹿ソフトであろう(笑)。このソフトは公定のIME2002とあいまってその馬鹿さがさらに強大になる。

ばかワープロ

個人的にはこのソフトをたとえ印刷にしろメインに使うことはないが、MSの悪名高い抱き合わせ商法によって、パソコンを買えばバンドルされていることもあって使うことがある。またリッチテキストファイルの作成には使うことがある。その使いにくいところあれこれ。
  1. 日本語入力モードの切り替え
    IME2002 には「IMEスタンダード」と「ナチュラルインプット」の2種類がある。この2つは [Ctrl]+[Shift] を押しただけで切り替わってしまう(Sony VAIOの場合)。ところが、Wordのキーボードマクロには、[Ctrl]+[Shift]+[?] などが使える。そこで、キーボードマクロを実行したつもりが、いつのまにか IME モードが切り替わってしまうという現象が起こることになる。Microsoft公定のIMEとワープロのコンビとしては余りにもお粗末すぎる設計である。
    しかも、この「ナチュラルインプット」は、Wordで使うととんでもない変換はするし、変換したいところではできない、という全く使えないシロモノだからさらに始末が悪い。

  2. ファイルが読み込めない
    エクスプローラからファイル関連付けによって起動したあと、メニューの「ファイル」-「開く...」が動作しない。これでは使い物にならない。エクスプローラの画面を消去すれば、ファイル選択ダイアログが出るがこれではエクスプローラを使う意味がなくなる。

  3. ""''が全角に変わる
    " や ' が日本語入力モードになってないのに日本語(全角)文字としての ’や”に変わってしまう。日本語として入力したくないから日本語モードを解除しているのにこの現象が起こる。Wordの馬鹿さ加減の最たるものである。
    この馬鹿さをなくすには、「ツール」メニューから-「オートコレクトのオプション」を選び、「入力オートフォーマット」タブの「入力中に自動で変更する項目」の「''を‘’に変更する」のチェックをはずす。
    ちなみに、このオプションの説明は「左右とも同じ向きの二重引用符を左右で異なる形の二重引用符に変更する」となっているが、まったくのウソ。ためしに左右とも同じ向きの二重引用符を入力したら、左右とも同じ向きの全角の二重引用符に変わるだけ。半角の引用符を全角の引用符にするだけである。ワードの「オートコレクト」オプションのチェックは全部はずしておくほうが精神衛生にはよい。

  4. 段落記号のコピー
    コピーするために文字列を選択するとき、行頭から行末までを選択すると範囲指定していない改行マーク(段落記号)まで入る。余計なおせっかい的馬鹿さである。こういうときは、「オプション」の「編集と日本語入力」タブの「段落の選択範囲を自動的に調整する」のチェックをはずす。

ばかIME

MicrosoftのIMEのバカさには本当に苦労する。このバカさはWordというMS公式のワープロと併用するとさらに倍加する。その相乗効果の絶妙のコンビーネーションのかもし出す馬鹿さかげんのハーモニーは「文化財」クラスといえるほどである。まるで文部科学省の国民総白痴化政策にぴったり対応させたのかと思うほどである。

IME2002になってATOK方式のキー設定もなくなった(IME2000まではあった)。これは悪名高き抱き合わせ商法で、ネットスケープや一太郎を絶滅寸前にまでもっていったことによるから当然かもしれない。それはそれでひとまずおいておいて、問題は、そのMicrosoftのIMEがまともなものになっているかどうかである。
  1. 文中どこでも前にある言葉とつないで変換するという機能にはほとほと悩まされる。おちおち挿入ができない。この動作を解除する方法も用意されていない(と思う)。
    わたしのように1字や2字の読みで特殊な単語を登録していると、たとえば、「し」という読みで「昭和年月日」、「よ」という文字で「()」など半角のカッコのような記号を設定していると、その弊害はさらにひどい。
    「これは」の後に「昭和59年12月5日」などを挿入するために、「し」を入れると、「これはし」が「これ橋」になる。どうしても「はし」とつながる。「これは昭和年月日」にするのにいかに苦労するか。
    文中に半角のカッコの()を入れ、その中に日本語を入力すると全角カッコに変わってしまう。

  2. さらに、ASC文字のカッコ(半角のカッコ)は、その中に文字入力して変換したら全角に変わる。カッコ内のピリオドは全部マル(。)に変わる。どうしたらこんなにひどいIMEが作れるのか不思議なぐらい。 以上のトラブルは、Natural Input モードというのを使用しないことにすると、なんとか解消するが、わざわざ使いにくいモードを「標準」に据えるのはどうかと思う。

  3. ところかまわず「貼り込みマーク」が出るのも目ざわりなだけ。画面に張り付いて下の文字が見えないときがある。

  4. 文節の切り直しが面倒。たとえば、「付記登記」が「付記と雨季」になって文節の切り直しが面倒。「と」が and になるのは以前からどの IME にもあったことだが、その修正が簡単かどうかだけが問題なのだが。

  5. 連文節変換では、「にばんていとうけん」と入力して「二番抵当権」の「二番」を「2番」にするには、カーソルを「二番」の前に持ってこなければならないとは、、、あきれる。これにはしばしあいた口がふさがらない。それで確定してもカーソルはその位置にとどまったまま。スピーディな入力とはほど遠い。その他、「つうそくほう」が「通速報」になり、「通則法」にするのにいかに苦労するか。枚挙にいとまがない。
パソコンのヘビーユーザーの間では Word は単にゴテゴテと飾りつけた文書の印刷ソフトという程度の位置づけになって、これをメインに使っている者はほとんどいないから、別にどうということもないのだろうが。

- 2002/04/15 -


参考
いまだに続くIMEのオバカぶり(win.8.1)