変わりばえしない次期OS

ウィンドウズ・ビスタの日本版が来年1月から出回るという。その目玉は「エンターテインメント(娯楽)性」で、「家庭のお茶の間」を目指し、「リモコン操作で動画や音楽などネット上のコンテンツ(情報の内容)をダウンロードし、保存したコンテンツを手軽に楽しめる」というものであるらしい(産経新聞2006/09/28)。

しかし、個人的にはあまり興味のない「目玉」である(笑)。ニュースでみる限りあまり魅力は感じない。今のパソコンと今のテレビ・ラジオ・テープ等の従来品を並べていても十分だと思ってしまう。

また、個人差はあると思うが、今使っているパソコンはテレビも見えるパソコンだが、実際にパソコンでテレビを見たことはない。これに対して、横で昔ながらのテレビをつけてパソコンすることは多い。

思えば、そういうことが「目玉」なるということは、パソコンとしての機能の追加は限界に達したということであろう。あとはせいぜいセキュリティ面の強化ぐらいしか残っていない。しかし、これだけでは「売り」のインパクトが弱いという営業戦略上の事情があるのであろう。

個人的には、メールソフトのルールの設定に正規表現が使えるようになっているのかというのが気になるが、こういう「一般向き」のニュースには出てこないのが残念である。

こういう点は、実物が店に出回って、実際にそこでさわってみるしかないのかもしれない。もっとも、最近は勝手に店頭で使わせないようにロックしている店が多いので困るが。これ以外は今のままでも十分すぎるほどである(笑)。

- 2006/09/29 -