コマンドプロンプト

コマンドプロンプトやOS(MS-DOSやWindows)に標準で装備されているコマンドラインコマンドは、CUI1)からGUI2)への変化の中で、使うこともめっきり少なくなってしまった。その昔はこれを使わなければパソコンは事実上操作できなかった。

しかし、もうこのようなものを使わなくても同等の操作ができる手段がいくらでもあるから、もうこういうものにこだわる必要はないだろう。特に、脱フロッピーディスク化の進展によって絶滅したものも多い。

とはいうものの、今でも多少とも使えそうなコマンド類は少なからずある。Borland C++ などのコマンドラインコンパイラを使う場合に必要なものは、cd,dir,typeぐらいで十分である。いずれも説明不要の超基本コマンドである。
NOTE
1) Character User Interface
2) Graphical User Interface

それ以外にはこの種のコマンドライン用のコマンドを使う場面は多くない。バッチファイルもあまり使用することはない。しかし、ワイルドカードが使用できるので、ある種のファイル操作コマンドは、マウスでポコポコするよりはるかに便利なときもある。

特に、エクスプローラーによるフォーマットは、フロッピーのチェックは長いし、動作も遅い。どうしようもないシロモノである。まして昔のワープロのフロッピーを再フォーマットしようものならフリーズしたのかと錯覚するほど時間がかかる。そういうときは、

C:\Windows>format a:

とすると、実に快適にフォーマットできる。しかし、今やフロッピーも過去の遺物である(笑)。

LOG
61.197.223.240 [17/May/2010:09:23:19] コマンドプロンプトを使う意味
普通の人はこんなものを使う必要はまったくないといってもいいだろう。
しかし、特殊な分野、たとえばC言語の勉強などではよく使うことがある。そういうことをする必要のない一般人にはまったく無用のものであるといってもいいだろう。

- 2010/09/23 -