ディスクのクリーンアップ

ディスクエリアを侵食する「ゴミ問題」である。以下の2つは昔からある伝統的な方法(ある意味で旧式な方法)のような感じである。
表示される数値とデフォルトでチェックされているものが、いずれもユーザーが必要としているものとはかけ離れているのが欠点である。

ディスクのクリーンアップ
エクスプローラーからドライブC:のプロパティを見る(下図の右側)。
そこから「ディスクのクリーンアップ(D)」をクリックする(下図の左側)。
ここでデフォルトでチェックされているのは次の3項目である。
  1. ダウンロードされたプログラムファイル 0バイト
  2. インターネット一時ファイル 257MB
  3. 縮小表示 275MB
この合計は532MBにしかならない。この程度の増加ではわざわざクリーンアップする必要はない(と思う)。

となると、トップに表示されている「空き領域が728MB増加します」というのは、手動で全部の項目をチェックした場合のことのようである。



システムファイルのクリーンアップ
上の画像の左側のダイアログの「システムファイルのクリーンアップ(S)」をクリックする(下図の左側)。
ここでデフォルトでチェックされているのは次の4項目である。ほとんど上と同じである。
  1. ダウンロードされたプログラムファイル 0バイト
  2. インターネット一時ファイル 257MB
  3. デバイスドライバーパッケージ 0バイト
  4. 縮小表示 275MB
この合計は532MBにしかならない。この程度の増加ではわざわざクリーンアップする必要はない(と思う)。

となると、トップに表示されている「空き領域が4.32GB増加します」というのは、手動で全部の項目をチェックした場合のことのようである。



Windows 10独特の方法

上のようなエクスプローラーを使わない方法である。
[スタート] → [設定] → [システム] → [ストレージ] → [PC (C:)] → [一時ファイル] → [一時ファイルを削除]
で見たものである。

こちらのほうが1回でストレートに実行できて、しかもデフォルトでチェックが入っているものはほぼ削除しても別に問題はないと思われるから、ユーザーが必要としている状態の実現(実感)に適合しているようである。

下図は表示サイズの関係で2つに分かれているが、実際は一続きになっている。
ここでデフォルトで表示される「選択された合計: 4.14GB」などの数値は、これを呼び出すごとに違う数値-減っていることもある-になっていることが多い。
詳しいことはわからないが、何らかの削除に近いことが自動で行われているということであろうか。



- 2018/11/26 -


参考
ディスクエリアを侵食するゴミ(tpc_0408)