デバイス

昔のノートが出てきた。タイトルは「メモ」とあるだけで、決まった内容はなく、なんでもごちゃまぜになっている。その中に「MS-DOSではデバイスはすべてのディレクトリに存在するように見える」というフレーズがある。そのことを利用した実験例のようなプログラムを数行書いている。このソースそのものは昔整理した記憶があるので、それを探し出して、今でも動作するかやってみたら、まだ動くようである(ccp_0112)。

今は事実としてはこういうことは知っているが、当時はパソコン手探り勉強時代で、何らかの本から知ったはずである。これが一体どこに書いてあったものか。それが思い出せない。その下に「コンサイスMS-DOS3.3 技術開発室編 秀和システムトレーディング 19p」とある。こんな昔の本は今ではもう見ることはない。がれきのように散乱した本の中から探し出してみると、その19pには以下のようなことが書いてあるだけで、そんな文言はどこにもない。
ファイル名は原則として利用者が自由に命名することができますが、Fig1-5に示すものはデバイスファイル名として特殊な意味を持つため、通常のディスク上のファイル名に使用することはできません。
 Fig1-5 予約ファイル名
 AUX  CON  PRN  NUL  CLOCK
- 技術開発室編「コンサイスMS-DOS3.3」(秀和システムトレーディング)19p -
今からみれば超常識であるが、どうもこれは正確な出典ではなかったようである。となると、先のフレーズは一体どこに由来するのか。パソコンの本は草創期のPC-8801関係の物(多くはN88-BASIC関係)は近所の子供にあげたか処分したかで今はない。MS-DOS以後のものはたぶん今でも残っているはずである。どこかこのがれきの山のような本の中にあるのだろう。正確にメモしておかないとこういう時に困ることになる。

こういうことが書いてありそうな「ANDREW S. TANENBAUM著「MINIXオペレーティング・システム」(アスキー出版局)」を見てみたが、ここにもなかった。とりたてて喫緊にこの「出自さがし」が必要なわけではないが、ちょっと足を突っ込むとつい気になってしまうのである。いずれにしても、メモは正確でないと意味がない。あらためてこれを感じるところである。

- 2020/03/19 -



ディレクトリの有無(ccp_0112)