拡張子起動の設定/EdgeをIEのように使う

Microsoft EdgeInternet Explorerのようにブラウザからソースを編集することができない。そこで、この不便さを解消するためにMicrosoft Edgeの有効利用の一つの方策が「拡張子起動の使い分け」である。

私のようにHTMLのダクをよく知っている者にとっては、メモ帳などのテキストエディタで直接タグを書き込んでファイルを作成する方が能率がよく、しかも小回りのきく細工ができる。市販(または無料)のソフトなどはモッチャリしすぎで使う気にもならないのである。

*.htmlは編集するファイルとしてメモ帳(notepad.exe)などで読み込んで加除訂正などをする。WEBにアップロードするのは*.htmlである。
*.htmはローカルでそのファイルの出来具合を確認するための表示用ファイルとして使う。その表示用にMicrosoft Edgeを使う。これはアップロードしない。

拡張子起動の設定にはいろいろな方法がある。以前はこれは「関連付け」などと呼ばれていたが、今はどう呼ばれているのかは知らない(興味も関心もない)。
これは「タスクバー」→「設定」ボタンから実行する場合の例である。

1
「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」を選択する。



2
「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」を実行すると、拡張子リストとそれを読み込むプログラムが出てくる。
下の「.htm」も「.html」も「Microsoft Edge」になっていたが、「.html」を「TeraPad」に変更したものである。



3
上と同様にして「.html」を「メモ帳」に変更したものである。



4
実質的には同じファイルだが、その拡張子をかえただけにすぎないが、読み込まれるソフトが「Edge」と「メモ帳(notepad)」に分かれている。
「見る」と「書く」が分離してしまったEdgeでは、こう使い分けすると多少は便利になる。こうでもしなければ、HTMLファイルを手動で作成する者にとってはEdgeは何の意味もないソフトである。



5
ちなみに、上で出てくる拡張子リストは、レジストリの「\HKEY_CLASSES_ROOT」に保存されているものと同じである。


レジストリの設定を多少ビジュアルにしただけのことにすぎない。


6
この拡張子の使い分けはセクショントップのメニューリストに特に有効である。
ディスクトップに置くショートカットには*.htmのほうを使う。


- 2022/08/01 -




エクスプローラーで編集したいディレクトリ(フォルダ)を表示させて、*.html*.htmを使い分けていく。
ちなみに、a_list.htmlist.htmlへのメタジャンプを1行書いているだけである。 これはアップロードしない(当然)。
この方法は現在実際に使っている方法である。これでほぼ以前のIEと同程度の編集ができる。Microsoftの使いにくいソフトやツールよりはるかに軽快に能率的に使える。
*.htmEdgeでの表示確認用だけのものである。こうしておくとメニューリスト(list.html)だけの*.htm化でこのエリア内のファイルがEdgeで表示できることになる。
doc1.htm, doc2.htm, news.htm, populi.htm, ...など一つ一つ個別に表示確認用のファイルを作る必要がないということである。