自民党の手口と保険のセールス

安倍首相のウソツキ体質は変わっていないようである。
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安倍首相、地理的制約必要ない 集団的自衛権行使で表明
安倍晋三首相は2日午前の参院予算委員会で、集団的自衛権を行使する際に地理的制約を設ける必要はないとの認識を表明した。「地理的にどこだからそれが当てはまらない、近くだから当てはまるということではないと思っている」と述べた。
昨年末の衆院選について「政権公約で切れ目のない安全保障法制(の整備)を進めることも書いており、選挙でも議論になったと認識している」と強調。
- 共同通信2015/02/02 -
選挙の時は、安全保障関係のことは「ことさら」議論になることを避けていたはずである。「アベノミクス、これしかない」の一点張りだった。しかし、選挙が終わると、これが上のようになる。

生命保険などのセールスのおばちゃんが、「おいしい」話ばかりして契約させる。契約者に不利なことは後からくれる書類(約款)の隅の方に小さい字で書かれている。そして、問題が起こると「ほら、約款にこう書いてあるじゃない」と門前払いにする。これと同じパターンである。

基本的には、どちらも口先だけが商売道具である。詐欺師的体質になるのはもう当然の成り行きである。

- 2015/02/02 -


積極的平和主義

ナチスの手口をマネして憲法を破壊し、戦前回帰をめざす安倍軍事オタク独裁政権が言い出した言葉に「積極的平和主義」がある。サル並みの国民をペテンにかけた朝三暮四解散に続いて、今度は羊頭狗肉作戦のようである。

「平和」と付ければサル並みの国民を簡単にだませるだろうというペテンである。同種のペテン語に「切れ目のない安保法制」というのもあるが、実質的には同じものである。

ところで、信濃毎日新聞(2015/02/15)が「積極的平和主義」の名目で実際にやってきたことを列挙している。
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▽国民の「知る権利」が狭められる特定秘密保護法の整備
▽歴代の政府が慎んできた武器の輸出を幅広く認める新原則の決定
▽自衛隊の海外での武力行使に道を開く集団的自衛権の行使容認
▽政府開発援助(ODA)を見直し、これまでは対象外だった他国軍支援を一部容認…。
- 信濃毎日新聞2015/02/15 -
なんのことはない。簡単にいえば、平和のために戦争が必要だ、戦争も辞さずということである。そのために軍事力の増強だ。「この道しかない」ということである。

特定秘密保護法は、内閣の判断で、国会も知ることができず、国政調査権も及ばない領域を作るもので、国会の最高機関性(憲法41条)にも反する。武器を「防衛装備品」、輸出を「移転」と言い換えて、武器輸出を認める。「言葉」が何も意味をもたなくなった。言葉が実に軽くなった。

そして、これらのことを正面切って選挙で問うたことはない。その手口はまさに裏でコッソリとなし崩し的にやったものばかりである。いわば裏口入学である。まともに議論しようともしない。憲法、国会、国民軽視が著しい。

選挙の時はそれらは裏に隠して、表では「女だ」「地方だ」「経済だ」というばかりである。ペテン師そのものである。すべて、国民の見えない所で、ウラでコッソリと決めたことばかりである。まさにペテン師内閣といってもいいぐらいである。

- 2015/03/05 -