今では貴重な紙の写真

学生のときにとった写真はデジカメではなくて紙の写真である。当時は学生でカメラを持っていることは珍しく、大半の写真は借りたカメラでとったものである。

紙の写真は、フィルム代、現像代、プリント代(1枚40~60円)がかかるので手軽に写せるようなものではなかった。そのため写真はそう多くはない(デジカメ時代の写真とは感じる「重み」がやや違っている)。

ところで、写真にかかる代金を節約するためにプリント代を最も安いものにした。これが今になって紙の劣化や色褪せの問題を引き起こしてきた。そこで紙の写真をスキャナーでとって劣化の進行を止める必要がでてきた。しかし、それだけでは劣化状態のままである。これを修整する必要に迫られる。

紙の劣化は、白い部分や空の色などの部分で全体的に「黄ばみ」現象を引き起こしている(赤変もある)。褪色(色あせ)については、「青・緑」系統の色はそれほどでもないが、「赤」系統の色の褪色ははなはだしい。写した当時とはかなり異なっている。

修整する前と後のBefore/Afterのサンプルは下記の「劣化」の項を参照。青緑系の部分は写した当時の色にかなりの程度まで再現できるが、赤系はそれが難しいようである。

この枚数は約600枚程度である。横長の写真は横480px、縦長の写真は横360pxに統一してある。どちらも縦のサイズは不定である。

「スナップ写真(pic_0101~)」はデジカメの写真で、「なつかしのアルバム(pic_0000~pic_0100)」は紙の写真である。

「スナップ写真(小)」は、「スナップ写真」や「なつかしのアルバム」の写真をミニサイズにしたものである(横180px,縦150px)。
これは写真として見るというより、他のテキスト中にワンポイントとして埋め込むためのものである。


劣化

昔とった写真の劣化がはなはだしい。色褪せが主なものだが中には紙質が劣化しているのもある。学生の時はとにかく金がない。とった写真はなるべく安い写真屋に出す。当時は価格破壊の波はまったく訪れておらずまたデフレでもない。当時安いと思った価格でも今の激安価格と比べれば高いのだが、劣化は著しい。



そういう写真をスキャナーで取り込んだものである。いかにも陽気な春のような感じだが、実際はこれは真冬。しかも雪が降っている。雪の金閣もいいのではないか、と誘われて出かけてとったものである。左側の建物は金閣の一部で、左から2人目の人物の頭の上にあるのはまわりの木々に積もっていた雪をとって固めたものである。

このように紙の写真の劣化は止めようがない。放置しておけばいずれは色が消えてしまうかもしれない。そこでスキャナーで取り込んで画像として保存するハメになる。画像にするとある程度は修正ができるのがよいところである。



完全に元の状態には戻らないが、少しは元に近い状態に復帰する。いくぶん暗くしすぎたかもしれないが、このあたりの修正が自由にできるところがうれしい。これでボケかかった記憶も多少は劣化が止められる。

それにしても、劣化した「青春の輝き」は紙の写真と同じでもう戻らない。レクイエムだなぁ(笑)。

参考
公開版でのこの写真

- 2003/11/26 -