以前は路傍の石のように黙殺されるだけだった僻地の離島も最近はやや「日の目」を見るようになってきたようである。
朝日新聞2010/01/04には「離島 探せば宝の山」と題して小値賀島が紹介されている。人がこなければさびれる一方である。地域振興のために仕方がないとはいえ観光(客呼び込み)路線一直線である。そこでは観光客用にアレンジされた「島暮らし」や「漁師体験」などのシャレた「擬似体験」が町の観光業界によって多数セッティングされているようである。わたしが過去に体験した放浪的島暮らしなどは完全に前世紀の遺物と化しているようである。